ちゃんと暮らす。大切な日々。

宮城産まれの埼玉育ち。富士山の麓産の夫と1歳の息子と一緒に都内で暮らしています。

なにが起こるかなんて、ちょっと分からない

ブログを始めようとしたのは、子どもの成長をきっかけに家の中を整えたいなと思い立ち、家の中を整理していく様子の記録と日々の出来事を綴っておきたいなと思ったからでした。

 

しかし、ブログを立ち上げてからすぐに、兄が入院し

意識が戻らない状況が続き、ここに向かう気力がなくなってしまいました。

入院して約一カ月、兄はついに旅立ち、もう帰ってくることはありません。

 

自分の家の片づけをしようと思っていたのに、その前に

兄の家を完全に片づけることになってしまいました。

1年ほど前に離婚して、家族と住んでいた家を手放して半年間

賃貸のマンションに住んでいたため早急に引き払う必要が出てきたのです。

 

人が一人住んでいた家を完全にゼロにするのは

想像よりも大変でした。

 

家具、家電、衣類といった目立つようなものはもちろん

鉛筆1本、紙きれ1枚だって残しておくことはできないという現実。

もちろん、形見として残すものも多少はありますが、それも段ボール数箱分で

実家(父も他界しているため、母が一人で暮らすマンション)に入る量だけ。

 

ほかは、全て手放すことになりました。

 

また、ものを捨てるのは本当にお金と手間がかかることを痛感しました。

プラスティックの衣装ケースを1つ捨てるのに300円

ふとん・毛布は1枚300円

スプリング入りマットレスはシングルサイズで1000円

もちろん、住んでいる地域で価格が変わるし、手順も違うとおもいますが

粗大ごみセンターに電話して、引き取りの日を決めて

コンビニで買った有料ゴミシールを貼って、ゴミ置き場まで運ぶ。

家具はそもそも一人では運べないので、まだ使えるキレイなものは0円で、業者さんに引き取ってもらいました。

その選抜にもれたものは、いちいち捨てるのにお金がかかります。

大工仕事を得意とする主人が、のこぎりやハンマーで解体し、燃えるパーツ・燃えないパーツに分別して通常のゴミとして出せるようにしてくれました。

 

 休日と忌引きのお休みと夏休みを返上して、なんとか終わり

マンションを引き払う準備が終わったところです。

 

片づけをしながら

・「なんとなくあるもの」は捨てていいのか分かり難い

・人はこんなにも物がないと暮らせないのか?

・適当に買ったものでも、なかなか壊れず、

気にってなくて、使ってなくてただそこにあるものも多い

・本当に使っているのは、所有しているもの一部

・大切にしているものは、なぜがわかる

ということを感じました。

 

そして、やはり自分の家の整理をしておきたいと改めて思います。

本当に、片づけるは大変でした。

自分のためにも、家族のためにもきちんと整理整頓していきます。

 

 

お題「ブログをはじめたきっかけ」